今回解説するのは、古着好き、あるいは服好きなら耳にする機会も多いであろうused(ユーズド)とvintage(ヴィンテージ)について。
両者とも似た言葉であり、間違えやすいファッション用語の1つです。
そこで今回は、usedとvintageの違いについて簡潔に解説し、両者を判別するうえで重要なキーワードをまとめていきます。
usedとvintageの違いとは?
インフルエンサーでさえ間違えることのあるused(ユーズド)とvintage(ヴィンテージ)。
一見知っているようで知らない両ワードの違いについて解説していきます。
used(ユーズド)とは?
引用:Pinterest
used(ユーズド)とは、人が一度身に着けたアイテムを指すファッション用語。
2次流通市場(主に古着屋やリサイクルショップ)で取り扱われ、インターネットの普及した現代社会ではフリマアプリも2次流通市場に含まれます。
引用:Pinterest
used商品の状態は良好なものから傷・汚れの酷いものまで様々で、通販サイトによっては商品の状態の良し悪しによって「Aランク」や「Bランク」などランク付けされていることがあります。
vintage(ヴィンテージ)とは?
引用:Pinterest
vintage M-51 50’s
vintage(ヴィンテージ)とは、古くて価値のある年代物のアイテムを指すファッション用語。
古いと言っても明確な定義があるわけではありませんが、一般的に30年以上経過しているものをvintageと呼ぶことが多い印象です。
また、vintageはusedとは違い「貴重性」や「保存状態」も重視されるため、usedと比較しても値が張ることが多く、商品価値には生産数等も関係してきます。
vintage商品は希少で特徴的であるがゆえに名の通った固有名詞(例:Levi’s 大戦モデル、M-47など)が付いていることが多く、そこもusedとの違いと言えます。
引用:Pinterest
vintage Levi’s 70’s
そして、vintageとあわせて耳にすることが多いのが「デッドストック」。
デッドストックとは、新品のまま長い年月眠っていた製品を指します。
未使用品ではありますが、デッドストックの商品は古着屋でも取り扱っていることが多く、良好な保存状態こそが正義であるという風潮が強いです。
まとめ
今回は「usedとvintageの違いとは?意味を簡潔に解説」というタイトルでお話してきました。
上記のように両者を判別する重要な要素は「貴重性」であり、usedはありきたりであるのに対し、vintageは貴重かつ優れたファッション遺産であると位置付けできます。
どちらにもメリット・デメリットがありますが、コアなファン層はvintageを好む傾向にあり、vintageの奥深さを知れば知るほどファッションが楽しくなるでしょう。