なぜダブルジップが人気なのか|メリット・デメリット・特徴を解説

このページにはプロモーションが含まれます

ダブルジップが人気な理由とはファッション豆知識

 今回はダブルジップについて解説。

 ハイブランドから、無印良品やユニクロまで幅広く採用されている人気なディテールです。

 この記事では、ダブルジップとは何なのか特徴を解説し、なぜ人気なのかや、メリット・デメリット、シングルジップとの違いについてまとめていきます。

  1. ダブルジップの特徴が分かる
  2. シングルジップとの違いが分かる
  3. ダブルジップのメリット(利点)が分かる
  4. ダブルジップのデメリットが分かる
  5. なぜダブルジップが人気なのか分かる
スポンサーリンク

ダブルジップとは?シングルジップとの違い

ダブルジップのディテール

ダブルジップ

 ダブルジップとは、スライダーが2つ付いているジップのこと。

 上記画像のようなジップをイメージしていただけると分かりやすいと思います。

ユニクロ+J「ドライスウェットハーフジップパーカ」のシングルジップ

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/

シングルジップ

 一方で、こちらがシングルジップ

 ダブルジップと比較するとスライダーが1つのみである点が特徴です。

 それでは一体、スライダーの数が異なるとどのような違いが生まれるのでしょうか?

Adidas × Gosha Rubchinskiy 2018AWのダウンベンチコート

出典:https://www.fashion-press.net/collections/8929

Adidas × Gosha Rubchinskiy 2018AW ダブルジップ

 結論、スライダーが2個付いているダブルジップでは、上からも下からも開閉が可能になります。

 これにより、以下のようなダブルジップならではのメリットが生じます。

ダブルジップのメリット(利点)

 ここでは、ダブルジップのメリットについてシングルジップとの違いを踏まえながら解説。

 このところ人気なダブルジップなので、メリットについて知っておくと便利です。

【メリット①】スタイリングの幅が広がる

ユニクロ+J「ダウンロングコート」のXラインシルエット

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/

ユニクロ+J 2021AW レディース 「ダウンロングコート」

 ダブルジップのメリット1つ目は、スタイリングの幅が広がること。

 ダブルジップは上からも下からも開閉が可能になるため、ジップの開け方によって様々なスタイリングを楽しめます。

 例えば、ダブルジップはXラインのシルエットの作成にも長けています。

 ボタンでは、真ん中だけ留めてXラインのシルエットを作りますが、ダブルジップは下からも開けられるので同様のシルエットを再現することができます。

 その点、シングルジップは上からしか開け閉めができないので、作れるのはYラインのみ

 よって、よりファッション性を追求したい方にはダブルジップがおすすめです。

【メリット②】足さばきが楽になる

ユニクロ+J「ダウンオーバーサイズコート」のダブルジップ

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/

ユニクロ+J 2021AW メンズ 「ダウンオーバーサイズコート」

 ダブルジップを採用すると丈の長いアウターやスカートの場合、足さばきが楽になるメリットがあります。

 下からジップをあげることで脚の可動域が広がり、歩く際にも支障をきたさなくなりますよ。

 また、自転車に乗る際のツッパリ感が解消される点もメリットだと言えるでしょう。

【メリット③】サイズ感の調整が可能

ユニクロ×ホワイトマウンテニアリング「ハイブリッドダウンオーバーサイズパーカ」のダブルジップ

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/

ユニクロ × ホワイトマウンテニアリング 2021AW 「ハイブリッドダウンオーバーサイズパーカ」

 ダブルジップには、サイズ感の調整が可能になるメリットがあります。

 秋冬シーズンはニット等を着込む機会が多くなり、インナーの圧迫感が気になりますよね。

 しかし、ダブルジップはジップの開け方を工夫することで、それらの圧迫感を多少解消できます。

【メリット④】体温調整が可能

ユニクロ+J「ダウンショートコート」のダブルジップ

出典:https://www.uniqlo.com/jp/ja/

ユニクロ+J 2021AW レディース 「ダウンショートコート」

 冬場は暖房が効いている場所も多く、熱のこもるアウターが鬱陶しく感じることがありますよね。

 そんなとき、ダブルジップのアウターでは開け方を工夫することで、お洒落なスタイリングを維持しながら熱を外に逃がすことができます。

 これが体温調整にもつながり、空調設備に左右されず快適に過ごすことができます。

ダブルジップのデメリット

 ダブルジップを採用するメリットは多いですが、デメリットが無いわけでもありません。

 ここでは、ダブルジップのデメリットについて解説していきます。

【デメリット①】コストがかかる

YKKのシンメトリックファスナー

出典:https://lyncs.ykkfastening.com/shop/c/cFMF05/

YKK「シンメトリックファスナー」

 一般的に、ダブルジップはシングルジップ以上にコストがかかってしまいます。

 よって、見た目重視の低価格帯ブランドではダブルジップが採用されず、シングルジップであることが多いです。

 しかし最近では、ユニクロや無印良品をはじめとしたファストファッションブランドでも、ダブルジップの商品が増えてきています。

【デメリット②】ジップが固い

デュベティカのダブルジップアウター

出典:https://www.pinterest.jp/pin/292663675770284941/

 ダブルジップはシングルジップとは違い、ジップが固いデメリットがあります。

 ここでの“ジップが固い”とは、ジップの開閉がしにくいということ。

 また、ファスナーが外れにくいこともあるのでやや不便ですね。

 2つのスライダーを隙間なくまっすぐ連結させてから開閉する必要があるので、手先が不器用な方は億劫に感じてしまう可能性があります。

なぜダブルジップが人気なのか

セーターのジップ

 なぜダブルジップが人気なのか

 それは、ダブルジップが実用的、かつファッション性に富んでいるからでしょう。

 ダブルジップにはシングルジップ以上のメリットがあり、両者は明確に差別化できます。

 「ダブルジップかどうか」を服を購入する1つの基準としている人も多く、ダブルジップを選ばない理由が無いと話す人もいます。

 最近では無印良品やユニクロもダブルジップを推しており、人気と知名度が上昇。

 今後もダブルジップの人気が加速していくと予想します。

まとめ

ジップ風のレンガ

 今回は「なぜダブルジップが人気なのか【メリットやデメリット、特徴を解説】」というタイトルでお話していきました。

 ダブルジップの要点は以下の通りです。

  • ダブルジップの特徴:スライダーが2つ付いている
  • ダブルジップのメリット:①スタイリングの幅が広がる、②足さばきが楽になる、③サイズ感の調整が可能、④体温調整が可能
  • ダブルジップのデメリット:①コストがかかる、②ジップが固い
  • なぜダブルジップが人気なのか:実用的、かつファッション性に富んでいるから

 ダブルジップはデメリットよりメリットの方が多く、服の細部までこだわりたい方におすすめです。

 今までダブルジップを試してこなかった方も、これを機会にチャレンジしてみてくださいね。

▼この記事が参考になった方は「はてなブックマーク」していただけると励みになります!
このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ファッション豆知識
この記事が参考になったらTwitterでシェアしてね!
DADAのSNSをフォローしてね!
DADA