今回紹介するブランドは、Edward Crutchley(エドワードクラッチリー)。
今回はEdward Crutchleyとはどんなブランドか解説し、日本も含む取り扱い通販サイトを紹介していきます。
Edward Crutchleyとはどんなブランド?
https://www.vogue.co.jp/popup_collection/Edward-crutchley/21aw-mens/runway#6
20-21AW
Edward Crutchley(エドワードクラッチリー)とは、イギリスのロンドンで2015年にスタートしたファッションブランド。ブランドは、ロンドンコレクション(メンズ)15AWに出場したことをきっかけに立ち上げました。
https://www.vogue.co.jp/popup_collection/Edward-crutchley/21aw-mens/runway#26
エドワードクラッチリー本人(20-21AW)
デザイナーであるエドワードクラッチリーは「カニエ・ウェスト」や、ジバンシィのクリエイティブディレクターである「クレア・ワイト・ケラー」とのコラボ、ルイヴィトン(メンズ)のテキスタイルコンサルタントを14年間も務めた経験を持つ実力派デザイナー。
大学はセント・マーチン美術大学を卒業し、卒業後は「PRINGLE OF SCOTLAND(プリングル・オブ・スコットランド)」という200年以上の歴史を持つラグジュアリーブランドで働き始めます。ちなみに、これを機にメンズウェアへの興味を持ったと話しています。
https://www.fashionsnap.com/collection/edward-crutchley/2019-20aw/#lg=1&slide=17
19-20AW
エドワードクラッチリーは、「最も美しいものを作りたい」という考えを実現する過程で、伝統的なテキスタイルに重きを置いています。その具体例の一つが京都「久山染工」の訪問。久山染工は、染めの工程全てを職人自身の手で行っており、意匠性の高いもの作りを行っています。
ちなみにですが、エドワードクラッチリーが有名となるきっかけにもなった「インターナショナル・ウールマーク・プライズ」を受賞したシーズンでも、一部を久山染工と製作しています。
Edward Crutchleyのデザインの特徴
テキスタイルへのこだわり
https://www.woolmark.jp/events-media/international-woolmark-prize/edward-crutchley-in-kyoto/
エドワードクラッチリーは、ルイヴィトンのテキスタイルコンサルタントを14年間やっていたこともあり、テキスタイルへのこだわりが強いです。世界各地の工場を訪問し、文化に根付いた様々なテキスタイルに触れ、コレクションに贅沢に取り入れています。
また、エドワードクラッチリーはこだわりが強いだけでなく、普通は難しくてやらないような加工もやってしまうほどの知識を持っています。実際、エドワードクラッチリーと共に日本でテキスタイル開発を行っている担当者も「テキスタイルの知識において彼に並ぶデザイナーはほとんどいない」と絶賛しており、かなりリスペクトされています。
グラフィック・総柄
http://www.edwardcrutchley.com/
18-19AW
エドワードクラッチリーの服は、美しさと斬新さを両立したようなグラフィックが特徴的です。毎シーズンのように大胆なグラフィックを用いたコレクションを発表しており、この大胆なグラフィックに惹かれたという方も多いでしょう。個人的に、繊細なシルク100%にハイクオリティな総柄を施したデザインには目を奪われました。
コレクションを製作する際は、初めにグラフィックから取り掛かると話しており、エドワードクラッチリーのコレクションにおける核となる部分だと言えます。
意外性
https://www.fashionsnap.com/article/2019-02-17/woolmarkprize18-19-winner/#lg=1&slide=8
19-20AW
エドワードクラッチリーがウールマーク賞でグランプリに輝いた際には、全てウール100%でコレクションを作り上げました。通常であればわざわざ誰もそのようなことをしたがりませんが、あえてやり遂げるという意外性が評価されたのです。
また、素材が同じ分、それぞれのデザインに違いを出すという工程の難易度も増してきますよね。これこそデザイナーの力量が試される工程ですが、彼は上手くやってのけました。
ちなみに、エドワードクラッチリーのクリエーションは東洋、特に日本からの影響を大きく受けているとも話しています。
美しくシックなデザイン
http://www.edwardcrutchley.com/collections/
19-20AW
やはり、エドワードクラッチリーのクリエーションは美しくシックな印象が強いです。シルクやウール等の素材を多く使用しているため生地のドレープや光沢感が目立っている点、黒や白といった無彩色を多用している点などがその理由ですね。
本人も「美しさとシックの本質の追求」を今後のテーマに掲げているため、更なる進化が期待できそうです。
Edward Crutchleyの価格帯
http://www.edwardcrutchley.com/collections/
19ss
エドワードクラッチリーの価格帯は高いです。日本の通販サイトの今季(20ss)のアイテムを参考に大まかな価格帯についてまとめてみました。
- アウター:11~20万円
- その他トップス:3~10万円
- ボトムス:5~13万円
- アクセサリー:2~5万円
高いという事実は変わりありませんが、エドワードクラッチリーの服が生まれる工程を考えれば妥当な価格帯ですね。こだわりが強く、贅沢な素材使いをしているだけに高くなっているようです。
Edward Crutchleyの通販サイト一覧|日本での取り扱い
【エドワードクラッチリーの通販・取り扱い】lloomm
現在(2020/7/30)エドワードクラッチリーの日本の実店舗での取り扱いは、「lloomm」という京都のセレクトショップのみとなっています。ちなみに、オンラインでの販売もあります。
Edward Crutchleyの通販サイト一覧|海外での取り扱い
世界規模で見ても、エドワードクラッチリーを取り扱っている通販サイト・店舗は日本を含む9つのみです。ここでは、エドワードクラッチリーを取り扱っている残りの海外通販サイト・店舗7つについて紹介していきます。
【通販・取り扱い】フランス
L’ECLAIREUR
【通販・取り扱い】韓国
LEEN HAN
【通販・取り扱い】イギリス
【通販・取り扱い】FARFETCH
「FARFETCH」は、皆さんお馴染みのイギリスを拠点に置いている正規通販サイトです。エドワードクラッチリーは今のところ知名度が低く、大幅なセールにかかることも多いのでかなりおすすめの通販サイトだと言えます。
BROWNS
MATCHES FASHION
HARRODS
【通販・取り扱い】アメリカ
PLEASE DO NOT ENTER
>>PLEASE DO NOT ENTERの通販サイトを見る
OPENING CEREMONY
まとめ
https://www.vogue.co.jp/popup_collection/Edward-crutchley/21aw-mens/runway#4
20-21AW
今回は「Edward Crutchleyとはどんなブランド?通販サイト一覧」というタイトルでお話していきました。
最後に、めちゃくちゃどうでもいいことですが、エドワードクラッチリーさんは来日した際に必ずポカリスエットを飲むそうです(笑)そんな親日家でもあるエドワードクラッチリーのこれからのコレクションが楽しみですね。