今回はメンズでもレディースでも着用できるおすすめのシャツブランドを紹介。
シャツを取り扱うブランドは多いですが、いまいちパッとしないブランドが多いですよね。
そこでこの記事では、ドメブラの中から、人気でこだわりの強いシャツブランドを10個に厳選して解説します。
>>読む前に知っておきたい!スタンドカラー、バンドカラー、ノーカラーの違い
ドメブラとは?
出典:Hues
アラキユウ 2021aw
ドメスティックブランド、通称:ドメブラとは、日本国内のデザイナーズブランドのこと。
ドメブラのアイテムには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット |
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デメリット |
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ドメブラのアイテムはこだわりが強く、シャツのつくりにおいても同様のことが言えます。
ドメブラのシャツはそこらのありきたりなシャツでは満足できない方におすすめ。
ドメブラはデザイナーズブランドなので素材・生地以外のデザイン面においても強いです。
おすすめのシャツブランド10選【ドメブラ】
ここではメンズ・レディース問わず、シャツ作りが得意なドメブラの中からおすすめなブランドを10個に厳選して紹介していきます。
Graphpaper(グラフペーパー)
グラフペーパー 2018ss メンズ
Graphpaper(グラフペーパー)とは、クリエイティブディレクターの南貴之がスタートしたドメスティックブランド。
元々は2015年にセレクトショップとしてオープンしましたが、2016ssシーズンからは正式にブランドとしてグラフペーパーがスタートしています。
やはり、白シャツといえばグラフペーパーを思い浮かべる方も多いことでしょう。
それだけグラフペーパーの白シャツはクオリティーが高く、ドメブラの中でもトップクラスの人気を誇ります。
グラフペーパーのシャツは、シンプルなデザインでゆったりしたシルエットが特徴。
英国の名門シャツ生地メーカーThomas Masonの生地を使用した定番シャツは、まるでシーツに包まれたまま外出しているかのような感覚です。
ただ、グラフペーパーの白シャツは人気が高く、売り切れも早いので注意してくださいね。
▼グラフペーパーのシャツの価格帯
価格帯 | ¥20,000~¥35,000 |
▼グラフペーパーのシャツを見る
山内
出典:fascinate
山内「塩縮加工ノーカラーシャツ」
山内とは、日本人デザイナー山内章弘が2010年にスタートしたドメスティックブランド。
山内のシャツはカルト的人気を誇り、知る人ぞ知るドメブラとして人気を博しています。
“日本人であること”というブランドコンセプトを大事にし、山内のシャツは全てハンドメイドで製作されています。
こだわりの強いブランドが多いドメブラの中でも全てハンドメイドで製作しているブランドは少なく、一着一着に魂が込められていることが分かりますね。
山内のシャツは、縫製技術が高く、伝統的加工法を用いている点も特徴。
有松地方の伝統的加工法“有松絞り”を施したシャツは独特のシワ感が特徴的で、良い意味で変態的です。
山内のシャツは値段が高いですが、シャツ作りの工程からこだわりたい方におすすめのブランドですよ。
シンプルなデザインなので、勿論メンズ・レディース共に着用可能です。
▼山内のシャツの価格帯
価格帯 | ¥35,000~¥50,000 |
▼山内のシャツを見る
COMOLI(コモリ)
コモリ 2021aw
COMOLI(コモリ)とは、日本人デザイナー小森啓二郎が2011年にスタートしたドメスティックブランド。
▼コモリについて詳しく知りたい方はこちら
今の日本の気候に合う、日本人の体型に合った上質でシンプルな日常着を展開し、そのクオリティーの高さに定評があります。
中でもコモリのコモリシャツは人気が高く、ドメブラが好きな方であれば誰もが知っている定番シャツです。
コモリシャツは最上級と言われる140番手の糸を使用し、エアリーな着心地の良さを追求。
カジュアルな生地感で、空気を含んだ膨らみのあるシルエットが魅力的です。
コモリシャツの人気具合は、シーズン立ち上げと共に即完売してしまうほど。
それほど、シャツマニアから愛されているということですね。
メンズ・レディースどちらでも着用できるデザイン、かつ高クオリティーなので、シャツ選びで迷ったらコモリのシャツをおすすめします。
▼コモリのシャツの価格帯
価格帯 | ¥25,000~¥40,000 |
▼コモリのシャツを見る
LE(エルイー)
LE(エルイー)とは、日本人デザイナー小森啓二郎と、人気セレクトショップL’ÉCHOPPEのコンセプター金子恵治がタッグを組んで展開するファッションレーベル。
コモリシャツで有名なコモリの小森啓二郎が手掛けているだけあり、LEのシャツも人気が高くおすすめです。
LEは“時代問わず愛されてきた定番から、その人の個性を引き立たせる”というコンセプトでシャツやTシャツを軸に展開。
サイズバリエーションが豊富な点が特徴で、身幅3種類 × 着丈3種類の計9種類のサイズを取り扱います。
よって、自分の体型に合った理想のサイズを選択でき、着心地やシルエットにこだわりたい方におすすめです。
また、LEは素材・生地に関しても他ブランドとは一線を画しています。
200番手の超極細糸で織った高級生地は贅沢な質感で、しなやか、かつ耐久性にも富んでいるのでデイリーユースにも向いています。
メンズ・レディース問わず、安く、高クオリティーのシャツを購入したい方におすすめのブランドですよ。
▼LEのシャツの価格帯
価格帯 | ¥15,000~¥20,000 |
▼LEのシャツを見る
AURALEE(オーラリー)
オーラリー 2021ss
AURALEE(オーラリー)とは、日本人デザイナー岩井良太が2015ssシーズンよりスタートしたドメスティックブランド。
▼オーラリーについて詳しく知りたい方はこちら
世界中から厳選した原料と、日本屈指の生産背景で本当に良いと思える素材を追求し、素材の個性を活かした服作りを行っています。
オーラリーのシャツは毎日着ることを想定し、気取らないシンプルなデザインを意識。
素材から、それらを活かした織り方・加工法までこだわられているので、品質に関してはドメブラの中でも最上級です。
中でもおすすめは、オーラリーらしいチェック柄のウールシャツ。
生地のぬめり感が素晴らしく、とにかく柄が繊細で綺麗です。
オーラリーはきれいめシャツから、カジュアルシャツまで幅広いスタイルのシャツを展開しているので、自分のワードローブに合ったシャツを選択できおすすめですよ。
▼オーラリーのシャツの価格帯
価格帯 | ¥25,000~¥45,000 |
▼オーラリーのシャツを見る
Poter Classic(ポータークラシック)
Poter Classic(ポータークラシック)とは、吉田克幸と吉田玲雄が2007年にスタートしたドメスティックブランド。
日本製へのこだわりを持ちつつ、世界基準のスタンダードをコンセプトに、孫世代まで使えるアイテムを展開しています。
ギンガムチェック柄のシャツを探していた方には、ポータークラシックのロールアップシャツがおすすめ。
最高級のコットンを使用し、着用と手入れを繰り返すことで風合いが増すと共に、より体に馴染みます。
肩肘が張らないのでノンストレスで、収納力に優れた大きめなポケットデザインもポイント。
その名の通り、ロールアップのスタイリングを推奨しており、袖の部分にゴムが入っているので一般的なシャツ以上に綺麗なシルエットが出ておすすめですよ。
▼ポータークラシックのシャツの価格帯
価格帯 | ¥35,000~¥60,000 |
▼ポータークラシックのシャツを見る
Kaval(カヴァル)
出典:N゜
Kaval(カヴァル)とは、2014ssシーズンよりスタートしたドメスティックブランド。
縫製や染色の工程を手作業で行っており、職人的な雰囲気が漂います。
よって、Kavalはシャツの生産数が少なく、周りと被ることもそうありません。
Kavalのシャツは、手織りならではの織りムラがポイント。
シャツマニアにはたまらないですよね。
縫い目が細かいうえにタックのアレンジも面白く、一風変わったデザインのシャツが欲しい方におすすめです。
また、ノーカラーやバンドカラーなど襟の主張が控えめなシャツが多い点も特徴的ですね。
好き嫌いが分かれるとは思いますが、ヴィンテージチックでアルチザンっぽいシャツが好きな方にはKavalのシャツがおすすめですよ。
▼Kavalのシャツの価格帯
価格帯 | ¥30,000~¥55,000 |
▼Kavalのシャツを見る
Markaware(マーカウェア)
マーカウェア 2020ss
Markaware(マーカウェア)とは、日本人デザイナー石川俊介が2003年にスタートしたドメスティックブランド。
”大人のための、洗練されたハイエンドガーメントを提案”をコンセプトに、素材・縫製・加工の全てを国内で行い、日本製である点にこだわっています。
卓越したカッティングから成るシルエットは非常に魅力的で、身幅の広いオーバーサイズ感が一般受けしやく人気です。
また、ブランド名が入ったボタンデザインはアイコニックで、貝ボタンなので高級感があります。
マーカウェアのシャツは何着持っていても困らないので、身幅の広い良コスパシャツを探していた方におすすめのブランドです。
▼マーカウェアのシャツの価格帯
価格帯 | ¥25,000~¥40,000 |
▼マーカウェアのシャツを見る
RAKINES(ラキネス)
ラキネス 2021aw
Rakines(ラキネス)とは、大島隆之と米澤知世が2019年にスタートしたメンズ・ドメスティックブランド。
▼ラキネスについて詳しく知りたい方はこちら
ラキネスは、本当に着たいアイテムだけを数型作り、厳選されたコレクションを展開。
ラキネスのシャツは素材と工場にこだわり、上質素材を高密度で織り上げることでハリと耐久性に優れています。
中でも、ラキネスのリネンポプリンシャツほど高密度で織られたリネンシャツはありません。
このレベルの密度で麻を織ることのできる機屋は日本に一軒しかないので、非常に希少価値が高いと言えるでしょう。
ラキネスにはシンプルなデザインが多いですが、エイジングの表情など経年変化も楽しむことができ、着用するたびに愛着が湧くシャツブランドだと言えるでしょう。
ラキネスはメンズ向けのブランドではありますが、中性的なデザインも多いのでレディースウェアとしてもおすすめです。
▼ラキネスのシャツの価格帯
価格帯 | ¥30,000~¥50,000 |
▼ラキネスのシャツを見る
Araki Yuu(アラキユウ)
出典:Araki Yuu
アラキユウ 2018ss
Araki Yuu(アラキユウ)とは、日本人デザイナー荒木勇がスタートしたドメスティックブランド。
アラキユウは全ての工程を手作業で行うことにこだわっているので、ワンシーズンに150着ほどしか作られません。
勿論シャツも例外ではなく、職人が一点ずつ丁寧に手掛けるアルチザン系のブランドだと言えるでしょう。
アラキユウのシャツは、歴史ある国内の機屋と共同開発した独自素材を、自らの手で染色している点が特徴。
これによって生まれるムラが魅力的で、生地の色・風合いに奥行きが生まれます。
数あるドメブラのシャツの中でも、このムラ感を出せるブランドはそうないでしょう。
あまりのこだわり具合から男性に好まれそうではありますが、勿論レディースウェアとしても着用可能ですよ。
アラキユウのシャツは価格が高いのでそうおすすめできるものではありませんが、マニアックな加工やディテールが好みの方にはおすすめしたいです。
▼アラキユウのシャツの価格帯
価格帯 | ¥50,000~¥100,000 |
▼アラキユウのシャツを見る
まとめ
コモリ 2021リゾート
今回は「おすすめのシャツブランド10選【ドメブラ・ドメスティックブランド編】」というタイトルでお話していきました。
結論、おすすめなシャツブランド(ドメブラ)は以下の通りです。
▼おすすめシャツブランド10選(メンズ・レディース)
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今回紹介したおすすめシャツブランドは、メンズ・レディースどちらでも着用できるものばかりです。
いずれのブランドもこだわりが強く素材も上質ですが、それぞれ違った良さがあるので購入前に店舗で試着することをおすすめします。