ファッションに興味がある人であれば一度は目にしたことがあるであろう、“SS”、“AW”、“FW”の文字。今回は、“SS”、“AW”、“FW”のそれぞれの意味・読み方について解説し、“AW”と“FW”の違いについても触れていきます。
SS・AW・FWとは?読み方も解説
SSとは
“SS”とは、SPRING【スプリング(春)】とSUMMER【サマー(夏)】の2シーズンのことを指し、それぞれの季節名(英語)の頭文字をとった略称です。
読み方は「エスエス」と読み、2021SSの場合は2021年の春夏に向けて発表されたコレクションアイテムのことを指します。
FWとは
“FW”とは、FALL【フォール(秋)】とWINTER【ウィンター(冬)】の2シーズンのことを指し、それぞれの季節名(英語)の頭文字をとった略称です。
読み方は「エフダブ」または「エフダブリュー」と読み、2021FWの場合は2021年~2022年の秋冬シーズンに向けて発表されたコレクションアイテムのことを指します。
AWとは
“AW”とは、AUTUMN【オータム(秋)】とWINTER【ウィンター(冬)】の2シーズンのことを指し、それぞれの季節名(英語)の頭文字をとった略称のことです。
読み方は「エーダブ」または「エーダブリュー」と読み、2021AWの場合は2021年~2022年の秋冬シーズンに向けて発表されたコレクションアイテムのことを指します。
AWとFWの違いとは?
続いてのトピックは、“AW”と“FW”の違い。どちらも“秋冬”を指す用語なので、それぞれの違いの認識が曖昧な人も多いともいます。
結論から言いますと、双方に意味合いの違いはありません。ではなぜ、わざわざAWと表記したり、FWと表記したりするのでしょうか?
AW | ラテン語が起源のイギリス英語 |
FW | ゲルマン語が起源のアメリカ英語 |
つまり、双方には意味合い的な違いは無く、場所によって表現方法が異なるということです。
例えば、ヨーロッパ圏で開催されるパリコレクションでは“SS・AW”の表記が一般的ですが、ニューヨークで開催されるコレクションでは“SS・FW”と表記されることが多いです。
しかし、イギリス英語圏では“AW”、アメリカ英語圏では“FW”と表記しなければいけない絶対的なルールがあるわけではありません。実際、イギリス英語圏で“FW”と表記しても通じますし、アメリカ英語圏で“AW”と表記しても通じます。
日本でも同様に、どちらを使おうと間違いではありません。よって、みなさんの好みでどちらで表記するか判断してOK。ちなみに私は、完全な個人の好みでAWと表記することが多いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「AWとFWの違いとは?読み方は?SS・AW・FWの意味をそれぞれ解説」というタイトルでお話していきました。
最後に、SS・AW・FWの意味・違いについてまとめました。
SS | 春夏のシーズンを指す |
AW | 秋冬のシーズンを指す(イギリス英語圏) |
FW | 秋冬のシーズンを指す(アメリカ英語圏) |