ファッションが最も楽しくなる冬の季節。
しかし、空気が乾燥するこの季節には「静電気」という厄介な現象が多発します。
そこで今回は、静電気がひどい時に効く衣服と靴の静電気防止方法を解説。
静電気を防ぐ(あるいは予防する)には、どのような対策を施せばいいのかポイントを解説します。
また、ファッション関連以外の静電気対策も紹介しているので、そちらもあわせてご覧ください。
衣服と靴の静電気防止方法5選
ファッションを語るうえでは欠かせない「衣服」と「靴」。
そこでここでは、静電気がひどい時に効く服と靴の静電気防止方法を紹介。
ファッションを楽しみつつ静電気の悩みも解決したい方はぜひご覧ください。
静電気防止スプレーで対策する
静電気防止スプレーとは、アルコールと界面活性剤が入ったスプレーのこと。
衣服に吹きかけて電気抵抗を下げることで静電気を予防します。
一度吹きかけると選択するまで持続してくれますし、無香料のものもあり柔軟剤や香水と匂いが混ざらないため人気です。
具体的には、コートの裏側など服同士がこすれやすい場所に使用すると効果的でおすすめです。
柔軟剤で対策する
柔軟剤には衣服を柔らかく仕上げる効果に加え、静電気を防止する効果もあります。
仕組みとしては、柔軟剤に含まれる陽イオン系界面活性剤が繊維の表面を覆うことで、その親水基を通じて発生した静電気を流れ去るのです。
また、繊維表面が滑らかになることで摩擦が減り、直接的にも静電気が発生しにくくなります。
クリーニングの静電気防止加工で対策する
クリーニング業者によっては、静電気防止加工を施してくれるところがあります。
費用対効果が低いためそこまでおすすめはできませんが、標準コースで静電気防止加工が備わっている場合には、クリーニングのついでに利用してみるのもありだと思います。
服の組み合わせで対策する
持っている服だけで静電気を予防するには、服の組み合わせで対策する方法がおすすめ。
帯電列の近い素材の服同士を組み合わせることで、静電気が発生しにくくなります。
詳しくは「静電気が起きやすい素材&起きにくい素材とは?おすすめの組み合わせを解説」の記事で解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。
ゴム底靴を履かない
ゴム底靴は電気を通さないため、服同士の摩擦などで発生した電気が地面に逃げにくくなり静電気が発生しやすくなります。
よって、乾燥しがちな冬の季節にはゴム底靴を履かないという静電気防止方法も簡単、かつ効果的でおすすめ。
ちなみにゴム底靴には、ビブラムソールなどが挙がります。
しかしながら、中には静電気障害を防止するために導電性カーボンブラックを適量加えた帯電防止ゴムも存在するため、一概にすべてのゴム底靴が悪いとは言えません。
例えば、医療現場での勤務が多い看護師などが履くナースシューズには帯電防止ゴムが使用されていることがあります。
その他の静電気防止方法一覧
衣類と靴以外の静電気防止方法は以下の通り。
- ハンドクリームを塗る
- 加湿器を用いる
- イオナイザーを用いる
- 接触面積を大きくする(手のひらで触るなど)
- 金属製のものを介して触る(鍵など)
- 接触する前に金属以外のものに触れる(※ガラス、ゴム、プラスチックなど以外)
- 静電気除去グッズを用いる(キーホルダーやブレスレットなど)
基本的に湿度を高くし、体にたまった電気をちょっとずつ体外へ逃がす工夫をすれば静電気は防止できるため、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
今回は「効く!静電気防止方法5選|服と靴の静電気対策」というタイトルでお話していきました。
この記事の要点は以下の通りです。
- ファッションにおける静電気防止方法5選:①静電気防止スプレーで対策する, ②柔軟剤で対策する, ③クリーニングの静電気防止加工で対策する, ④服の組み合わせで対策する, ⑤ゴム底靴を履かない
- その他の静電気防止方法:①ハンドクリームを塗る, ②加湿器を用いる, ③イオナイザーを用いる, ④接触面積を大きくする, ⑤金属製のものを介して触る, ⑥接触する前に金属以外のものに触れる, ⑦静電気除去グッズを用いる